「せっかく買ったのに、最近全然吹けていない…」
「仕事や家事で時間がなくなって、ケースを開ける余裕もない」
そんなとき、ふと頭をよぎるのが「売る」という選択肢。
でも、楽器ってただの“モノ”じゃないんですよね。
あの音、練習した時間、少しずつ上達した喜び…全部が詰まってる。
だからこそ手放すのは、ちょっと切ない。
今回は、私自身の失敗から学んだ“楽器との別れ方”について、雑記としてまとめました。
少しでも同じように悩んでいる方のヒントになれば嬉しいです。
でもね、どうせ売るなら“後悔しないように”送り出しましょう。
今日は、私自身が楽器の買取で大損した経験をもとに、「失敗しない中古販売のコツ」をお話しします。
<この記事でわかること>
・買取の相場をしないと大損する場合がある
・中古楽器を売る時は複数業者で査定してもらう
・写真査定がある場合は、状態がわかりやすいいように撮影する
・楽器売却には3つルートがある
・フリマやオークションに出す時は慎重な対応をしよう
私も大損した!知らずに楽器を売ったときの失敗談

あれは数年前。
押し入れの奥に眠っていたフルートを「もう吹く時間がないし、売っちゃおうかな」と思い立ったんです。
ネットで「楽器買取」と検索して、一番上に出てきた業者に査定を依頼。
査定額は…思っていたよりずっと低い。
9万円で購入した楽器が査定では8000円!
でも、「まぁそんなもんか」と思ってそのまま売却。
後日、なんとなく同じモデルをネットで検索してみたら、販売価格が私の売値の3倍!

えーーーーーーー!

血の気引いたわよ。
「アンタ、それ先に調べなさいよ!」って過去の私に言いたい。

この経験で痛感したのは、「楽器の価値を知らずに売ると、必ず損をする」ということ。
買取って、情報戦なんです。
管楽器を売るときに知っておくべき3つのポイント

それでは、管楽器を売る時に知っておくべきポイントを3つ紹介しますね。
1. 買取相場を知る
まず、あなたの楽器が今どのくらいの値段で取引されているかを調べましょう。
「ヤマハ フルート YFL-◯◯◯ 買取」などで検索するだけでも目安がつかめます。
モデル名・製造番号・状態によって大きく差が出るので、最低でも3サイトはチェック。
2. 複数業者に査定を出す
一社だけの査定で決めてはいけません。
「A社では3万円、B社では5万円」ということもザラ。
LINE査定などを活用して、複数比較するのが鉄則です。

複数の買取業者に査定を出すのは大事!
家を買う時などに「相見積もり」てすると思うのですが、楽器を売るのも複数の会社で査定してもらって、高額で買い取ってもらう会社が一番いいです。
3. 状態を整えて写真映えも気をつける
ホコリまみれのままでは査定も下がります。
柔らかい布で軽く磨くだけでも印象アップ。
ケースや掃除棒などの付属品も揃えておくと好印象です。
オンライン査定になると写り具合いでも査定金額が変わる可能性があります。
写真の映え具合もチェックしましょうね。
おすすめの売却方法3選(メリット・デメリットつき)

おすすめの売却方法を3つ紹介しますが、それぞれにメリットとデメリットはあります。
購入時に高額だったモデルが、思ったより自分の言い値にならない場合や、トラブルに巻き込まれることもあるので、慎重に売却方法は決めましょう。
① 楽器専門店の買取
スタッフが楽器の知識を持っているので、適正な査定が期待できます。
ただし店舗によって査定基準が違うので、「他店比較」が大切。

細かくチェックさせてもらいますよ
私自身、2店買取をお願いしてみたところ、2店舗とも低価格でした。
モデルなどによっては買取を断られることはあるので、覚悟して相談しましょう。
積極的に買取や新しい楽器の購入のための「下取」をしてくれる楽器店もあります。
② ネット買取(宅配・LINE査定など)
忙しい人には便利!自宅で完結します。
ただし写真査定は実物と印象が異なる場合もあるので、発送前に傷や変色をしっかり伝えましょう。
③ フリマアプリ・オークション
運が良ければ高値がつく可能性も。
ただし、音が出ない・配送トラブルなどの個人間リスクがあります。
特に初心者さんには少しハードルが高め。

購入でもトラブルがあるぐらいなので、
出品する時は慎重にね
高く売るためのチェックリスト
高額で売却するためには、これらの情報があれば査定額が変わる可能性があります。
- 付属品(ケース・掃除棒・保証書)を揃える
- 表面の汚れ・指紋を拭き取る
- 購入時期や修理歴をメモしておく
- 元箱があるならそれも一緒に
- 売却前に簡単に音出し確認(吹ける範囲でOK)
「中古でも丁寧に扱われていた楽器」は、査定する側にもちゃんと伝わります。
売る前にちょっと待って!「委託販売」という選択も
実は“すぐ現金化”にこだわらないなら、委託販売もおすすめ。
信頼できる楽器店に預けて、売れたら手数料を引いて代金を受け取る仕組みです。
すぐには売れませんが、市場価格に近い値で売れる可能性があります。
かなり高額な楽器を売る場合は快く引き受けてくれますが、初心者モデルとなると引き受けてくれないケースがあります。
事前に確認はしましょうね。
まとめ:後悔しないためには「情報」と「比較」が命

「即決で売る」――これが一番の落とし穴です。
時間がなくても、せめて相場だけはチェック。
業者の口コミや過去の取引例を見るだけでも、数万円変わることがあります。
最後に、ちょっとマツコ風に言わせて。
「アンタね、吹けなかった時間を後悔する必要はないの。
でも、売るときまで後悔したら、楽器が泣いちゃうわよ?」
あなたの楽器は、今までの音楽の記憶そのもの。
手放すときも、感謝の気持ちで送り出してあげましょう。
それが“楽器を愛した人”の最後のマナーです。



