大人になってから吹奏楽の魅力にハマる人が増えています。
学生時代に経験があった方はもちろん、「音楽が好き」「演奏会を聴くのが好き」という、演奏経験ゼロからファンになった方も少なくありません。
社会人になって時間や気持ちの余裕ができ、改めて吹奏楽の世界に惹かれる――これは、とても素敵なことです。
大人の吹奏楽ファンには、演奏経験の有無にかかわらず、「ついやっちゃう行動」がいくつもあります。
ここでは、誰もが共感できる楽しみ方と、演奏団に入れない場合でも吹奏楽を深く愛する方法をご紹介します。
<この記事を読んでわかること>
・大人の吹奏楽ファンが共感する「あるある行動」がわかります。
・忙しくて市民吹奏楽団などに入れない場合でも、吹奏楽を深く楽しむ方法が見つかり
ます。
・演奏経験の有無にかかわらず、自分に合った自由な「推し活」のヒントが得られます。
大人の吹奏楽ファン「あるある行動」7選

1. コンサートの非日常に浸る
最も身近で手軽なのが演奏会鑑賞です。学生や市民バンドの定期演奏会、吹奏楽コンクール、プロの公演など、ホールに足を運ぶだけで、日々の喧騒を忘れて音楽の世界に浸れます。

コンクールは一見の価値あるよ

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まずは演奏会かな?
演奏経験がなくても、迫力やハーモニーの美しさを存分に楽しめます。
2. YouTubeや配信で「名演」を夜な夜な漁る

定番の行動です。
YouTubeや配信サービスで、吹奏楽の名演を探し始めると時間を忘れてしまいます。
「昔の課題曲を聴き比べる」「有名バンドの演奏を深夜まで観る」といった行動は、吹奏楽ファンなら誰でも経験することでしょう。

やってしまいそうで怖いわ

これ、過去の私だよ

え!聴きすぎもダメだよね
3. 知識で楽しむ!CD・専門誌・演奏会のプログラムを集める

演奏はしなくても、CDを買ったり演奏会に行くたびにプログラムを必ず購入したりします。
プログラムは、演奏会でならほとんどが無料ですが、大会となると有料で販売されます。
吹奏楽専門誌を買ってきて、知識を集めることも。
専門誌を「読む」ことで吹奏楽への理解が深まり、より一層鑑賞が楽しくなります。
これは、大人ならではの“知識で楽しむ”愛し方です。
4. ふとした瞬間に楽器への興味が湧く

「フルートってどんな音が出るんだろう」「打楽器なら私でもできそう」と、楽器そのものに興味を持つことはありませんか?
中古市場を眺めて「もし買ったらどうなるかな」と空想するだけでも、ちょっとした楽しみになります。

眺めるだけならいいですよ

楽器購入は後からね
5. 喜びを分かち合う!家族や友人を巻き込む
「一緒に演奏会に行かない?」と誘ったり、子どもに「吹奏楽やってみたら?」と勧めたり。
大人のファンは、自分ひとりで楽しむより、「感動を分かち合う喜び」を求める傾向があります。
6. (経験者限定)久しぶりに楽器を再開する
学生時代に経験がある方は、押し入れから楽器を取り出し、久しぶりに音を出してみることも。
たとえ思い通りに吹けなくても、懐かしい音色がよみがえる瞬間は格別です。
7. 市民吹奏楽団を「そっと」覗いてみる
「演奏してみたい」という気持ちが強くなると、市民吹奏楽団の情報をチェックしたり、体験入団を考えたりします。
ただし、生活とのバランスを考えると、なかなか一歩を踏み出せない、という方も多いでしょう。

さすがに入団ってハードル高いよ!
大人の吹奏楽ファンが注意したい3つの「落とし穴」

吹奏楽への情熱が高まるほど、生活や人間関係で気を付けたいデメリットも出てきます。
健全に趣味を長く続けるために、次の点に注意しましょう。

耳の痛い話だよね。
1. 時間と費用の「コレクション沼」
YouTubeでの名演探しは、気づけば深夜になりがちです。
また、楽譜(特にフルスコア)や限定CD、遠方へのコンサート遠征など、知識と収集に関する出費が膨らみ、家計や睡眠時間に影響が出ることがあります。
- 対策: 趣味にかける「予算と時間の上限」を明確に決めましょう。
2. 「理想の演奏」による批判やストレス
多くの名演奏を聴き、知識が増えるほど、「理想の演奏」像ができあがります。
その結果、目の前の演奏に対して過度に厳しくなってしまう(SNSなどで内輪批判に加担する)ことがあります。また、
経験者が楽器を再開した際に昔の自分」とのギャップに苦しむのも、理想化の弊害です。
- 対策: 批評家ではなく純粋な聴衆として、目の前の「その一瞬の音楽」を楽しむ姿勢を大切にしましょう。
3. 周囲への「熱量の押し付け」
吹奏楽への熱意を、興味のない家族や友人にまで強く押し付けてしまうと、煙たがられる原因になります。
「この曲の素晴らしさを分かってほしい!」という気持ちは分かりますが、相手のペースを尊重することが大切です。
- 対策: 趣味の時間を大切にしつつ、吹奏楽以外の人間関係や趣味もバランス良く保ちましょう。
「入れなくても大丈夫!」あなただけの自由な楽しみ方

市民吹奏楽団に入って演奏するのは、確かに一つの目標です。
しかし、忙しい生活の中で時間を作るのが難しく、入団を諦めてしまうファンもたくさんいます。
安心してください。
吹奏楽は「演奏する人」だけのものではありません。
演奏団に入らなくても、吹奏楽を深く愛し、楽しむ方法はいくらでもあります。
【ファンだからこそできる楽しみ方】
| 楽しみ方 | ポイント |
| 鑑賞の「視点」を変える | 好きなパートや楽器に注目して聴き込む。曲の構成や指揮者の解釈を自分なりに分析する。 |
| ライナーノーツを深く読み込む | CDや演奏会プログラムの解説文を熟読し、作曲家の意図や曲の背景知識を深める。 |
| 音源・映像をコレクションする | 特定の曲の**「聴き比べ」**をする。同じ曲でも団体や時代の違いでどう演奏が違うかを知ると、愛着がさらに湧きます。 |
| 「裏方ファン」になる | 団員としてでなく、演奏会の客席整理ボランティアなど、裏方として吹奏楽に関わる道を探る。 |
まとめ:吹奏楽はあなたの人生を豊かにする

大人になってから吹奏楽ファンになると、つい行動に移したくなる「あるある」がたくさんあります。
演奏経験の有無にかかわらず、音楽に触れ、知識を深めることで、人生はより豊かになります。
生活の都合で市民吹奏楽団に入れなくても、落ち込む必要はありません。
聴くだけ、観るだけでも、あなたは立派な吹奏楽ファンです。
大切なのは、「自分にとって無理がなく、一番楽しいと思える方法」で吹奏楽と関わり続けること。
熱中しすぎによるデメリットに注意しながら、あなただけの自由な「推し活」を楽しみましょう!


